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7990 グローブライドのレポート(2023/2/18現在)

7990 グローブライド(プライム市場)の株を分析してみました。

こちらの情報は個人で調べた情報ですので参考までにしてください。

投資等の判断はあくまで個人責任でお願いいたします。

 

 

 

 

 

グローブライドの売上の多くは釣具となっています。

『ダイワ』ブランドの釣り具で世界トップと四季報にも記載されています。

釣りをやっていない人でも『ダイワ』というブランドを一度は聞いたことがあるんではないでしょうか。

 

 

 

 

グローブライドの時価総額は620億円程度で世界トップという割には意外と大きくないなという印象でした。

株価の変動でもちろん時価総額は変わってしまいますが、現在同じくらいの650億円前後の時価総額の規模で有名な会社で言うと

  • かっぱ寿司のカッパ・クリエイト【7421】
  • ケンタッキーフライドチキンの日本KFCホールディングス【9873】
  • 一眼レフカメラなどで有名なキヤノン電子【7739】

などが挙げられます。

 

釣具のダイワのライバルといえばシマノですが、そのシマノ【7309】の時価総額は1兆9,946億円でなんと時価総額で比較するとグローブライドの30倍以上の企業価値になります。

 

シマノとグローブライドの規模の差

ということで何がそんなにシマノとの差があの?と思う人も多いのではないでしょうか?まずは売上を比較して行きたいと思います。

 

通期の売上高ですが

2022年12月シマノは約6,289億円

2022年3月グローブライドは約1,206億円

とシマノが約5倍の売上高となっています。

 

この内訳をみてみるとシマノは約6,289億円の売り上げのうち、自転車での売り上げが約5,174億円で、釣具の売り上げは約1,109億円となっています。

一方グローブライドは2022年3月期実績ベースですと89.7%が釣具の売り上げと発表しています。単純に1,206億円の売り上げのうち90%で計算すると約1,088億円がグローブライドの釣具の売り上げとなります。シマノはあくまで自転車のメーカーということがわかります。

 

釣具の売上高

2022年12月シマノは約1,109億円

2022年3月グローブライドは約1,088億円

と言うことで決算期が12月と3月で違うものの、シマノが釣具の売上が世界1位とも言えてしまいますが、釣具だけ関して言えば両者売上はほぼ互角という認識でいいと思います。

 

 

 

 

 

PERの比較

グローブライドはPERからすると6.8倍とかなり割安です。

先ほどのシマノ【7309】はPER22.9倍

同じく釣具メーカーのティムコ【7501】は14.5倍

少し視点を変えて

アウトドアブランドのスノーピーク【7816】は28.4倍

スポーツブランドのヨネックス【7906】15.3倍

ざっと同じようジャンルの会社で比較しても明らかに割安です。

 

その他の指数

PBRでみてみると1.19倍と現在の日経平均のPBRが1.18倍ですのでほぼ水準です。

また配当利回りが2.32%で配当利回りは日経の平均的で、優待のQUOカードを含めても高く見積もっても3%前後です。株主還元がもう少し良いと人気が出そうですね。

配当性向に関しては12〜16.2%というデータが出ていて水準はやや低めです。

自己資本比率は10年間綺麗に右肩上がりで41.1%と財務健全な会社です。

ROEは29.55%

ROAは11.36%

と超優良企業ですね。稼ぐ力がしっかりとあります。これは特に釣具に置いてダイワにしか出来ない高い技術が、釣り人に認められている証だと思います。薄利多売ではなく最高品質の物を高く売るサイクルが出来ているようです。

 

 

成長性

調査会社のアイマークによると、2021年のスポーツフィッシング機器の市場規模は128億ドルです。2027年にかけて、年平均4.5%で成長し、同年には164億ドルへと成長する見込みです。

調査会社のリサーチアンドマーケッツによると2020年のスポーツフィッシング機器の市場規模は126億ドルです。2027年にかけて年平均3.4%で成長をする見込みです。

 

ということで単純に少なく見積もっても売上高も3%前後、毎年上がる予測がつきます。ちなみに自転車の世界市場は2027年まで年平均成長率7%で成長する見込みというデータがあるのでやはりシマノの方が割高であり期待値が高いのも納得です。

 

グローブライドの過去の売上高の推移をみても10年連続で上がっていて10年間の平均値計算すると年間7.82%売り上げが伸びになります。

これにはコロナウイルスでの釣り、アウトドアブームが背景にありますが、コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきた今後も中国をはじめとするアジア・オセアニアでの釣具の売上は前年同四半期比40.8%増加しています。

 

 

有価証券報告書-第67期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03790/8212a286/96bc/423f/99f6/a864f3a8d21a/S100OI0D.pdf

 

2022年6月24日

グローブライド企業調査レポート

https://www.fisco.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/FISCO/globeride20220624.pdf

 

deallab.info

 

 

www.globeride.co.jp